ロシア語でБерёза(ベリョーザ)と呼ばれる白樺。ロシアではその皮を使って古代から工芸品がつくられています。それがベレスタ Берестаです。
白樺の皮には防腐作用があるので、昔、ロシアでは食品入れやパンケースによく加工されました。牛乳やサワークリーム、蜂蜜をこの中に入れると成分がより良いものに変化すると信じられていたのです。
現在では実用品というよりは、工芸品としての意味合いが強くなってきており、より細かい細工が施され、小箱やカゴ、お皿、アクセサリーなどの作品が作られています。また、白樺の皮の色の違いを生かし、幾重にも重ねて立体的な模様をつくる多重タイプと呼ばれる作品もあります。
白樺のよい香りが漂う、ベレスタ。ロシアの自然の恵みをあなたの家にも!