美しい花柄や果物柄の金属トレイを見かけたら、それがジョストヴォ塗り。モスクワ州のジョストヴォというところで19世紀はじめから作られている伝統工芸です。
日本でもトールペイント技法の一つとしてジョストヴォ塗りが広まっていますが、もともとはこの金属トレイに由来しています。中心を明るくし、外に向かうにつれて明度を下げていくのがジョストヴォ塗りの特徴。
このトレイをつくるためには3人の専門技師が必要となります。金属からトレイを形づくる鍛冶職人、下地のラッカーを塗る塗装職人、そして油性絵具で絵を描くアート職人が協力して、はじめて美しい作品が生み出されます。
黒地のものが多いですが、最近では青、赤、緑、白地などもあり、ますます華やか!使っても、飾っても美しいトレイがいっぱいです。